名古屋ボストン美術館『恋する静物』

 研究会に参加するため,名古屋へ出張です。会合は午後からでしたが,釧路からだと始発に乗っても間に合わないので前日入り。
 午前中のうちに名古屋ボストン美術館「恋する静物展を観てきました。

ジャンル特性ゆえに地味な展示構成になってしまうのは否めないのですが,じっくりのんびり楽しめる良い空間でした。プレンティス《ブリキ製バケツの中のリンゴ》の細密な描写に感嘆の声を挙げたり,コップロイ《釘にかかった栓抜き》のトロンプルイユ(騙し絵)に微笑んでみたり。《剣と銃とティーカップ》という題名はラノベのタイトルに使えそう。思わず立ち止まったテイラー=ウッド《静物》では2周ぶん観察してきました。