地域コンテンツ研究会@富山

 地域コンテンツ研究会の第2回(北日本サブカルチャー研究会としては第4回)例会を富山高専射水キャンパスで開催しました。

 最初の研究発表は,近藤周吾さん(富山高専)による「異類変身譚における地貌性」。近藤さんの提唱の提唱する《地貌性(Visagéité)》概念を用いて『おおかみこどもの雨と雪』の位置づけを考察するもの。2本目の研究発表は,ミステリ論がご専門である諸岡卓真さん北海道大学専門研究員)による「アニメ『Another』における謎解きと舞台探訪」。
 そして3本目には,先頃単著『n次創作観光』を上梓された岡本健さん京都文教大学)をお招きして「コンテンツが地域に「つながり」を創りだす」という講演をいただきました。このセッションでは私が司会進行を務めましたが,さばききれない程に多くのご質問があり,活発な議論が展開できたものと思います。質疑応答にギリギリいっぱい1時間を取ったため,岡本さんにはかなりのご負担をかけてしまいました。でも本当は,私から質問したいこともたくさんあったのですが……
n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性
 次回は2013年9月に広島地区で開催の予定です。