北海道立近代美術館『シャガール展』

 ようやく前期の授業が終わって夏休みに入りました。学校行事の運営に関わることが多かったため,無意味なほどに代休が貯まっていたり……(有給休暇をちょっと足したら,8月後半は1度も出勤しなくてよくなりました)。で,札幌へ出かけて『シャガール展』を観てきました。
 これは―― 構成の失敗,だろうなぁ。
 約250点の展示を売りにしているのですが,作品リストを眺めると「下絵」の文字が並んでいたりします。つまり,点数は多いけれど完成品の数が少ないわけで。結果,あるだけぜんぶ並べてみたという感じになり,完成作が大量のパーツに埋もれてしまう事態となっております。
 完成に至る制作過程を見せたいのであれば解説で補う必要があるのに,説明がほとんどなくて構成の意図がわかりません。まずは下絵とか部分画を間引いてもらわないと。