Semana Santa Marinera

 明日から4連休。日本に馴染みが無い行事の1つ、復活祭(イースター)に入るためです。キリスト教徒ではないので、もはや『13日の金曜日』といってもホラー映画しか連想できないのですが、もともとはイエスが処刑された日でしたね。この祝日は「春分後の最初の満月のあとの日曜日」なので、日付は毎年変動します。

 大型連休なので、旅行に行くスペイン人が多数。旅行代理店ではそろって4月17日出発の小旅行を売り出していました。そういえば、今週に入ってからというもの、大学に行っても同僚や教授にほとんど会わない。みんな、遊びに出かけたらしい……。まぁ、留学生の場合、割と自由に時間の都合をうけられるので、わざわざ混む時期に出かける必要はないしね (←自分を納得させている)。

 さて、そんなわけで、木曜日は La Ultima Cena(最後の晩餐)が行われた日です。カトリックの広まっているスペインでは、当然のごとく宗教行事があります。同居人と連れだって、海岸近くのカバニャル地区まで出かけました。今でこそバレンシアと一体化していますが、かつては漁師町だったところで、町の雰囲気が違います。

 で、何をやるのかと言えば、もはやお馴染みとなった行列です。顔を覆い尽くし、目のところだけ穴をあけた三角のとんがり帽子をかぶった人達が、ぞろぞろ歩いていくというもの。数時間かけて練り歩くというので、我々はさくっと切り上げてバルへ繰り出しました。1件目ではanchoas (アンチョビ、かたくちイワシ)のオイル付けを肴に、2件目ではイカリングをつまみながら赤ワインをこぽこぽと。