Luftpost

 大学から戻ってくると、スイスから速達が届いていました。中には、先日予約したホテルからの確認状。しかし読めない。郵送で書類を送ってくるのはしっかりしていると思うけれど、どうしてドイツ語で送ってくるかな…… 第2外国語は独語だったので、かろうじて何が届いたのかはわかりましたが。大学に入った時にはカール=マルクスの著書を原書で読もうという壮大な夢を持っていたのに、割り当てられた授業はドイツ語版『奥の細道』を和訳するという極めて「アカデミック」なものでして。未だに、担当だった石橋教官の意図を理解するに至っていません。やる気を喪失したもののこれが必修科目であったため、40万円の追加料金を払って学部在学期間を1年間延長したという過去があるのだ。