dia de Todos los Santos

 先日のこと、スーパーマーケットに 「土曜日の営業時間は14時迄」という張り紙が出ていました。暦をめくってみると、11月1日は全国の祝日になっている。まさか、スペインではハロウィンで大騒ぎするから翌日は休むの? まさかね――と思ったら、当たらずとも遠からず。

 今日は「万聖節」と呼ばれ、キリスト教のすべての聖人を祝う日なのです。カトリックの影響力が強いスペインでは、宗教にちなむ祝日として扱っているのでした。休みの前後に、お墓参りに行くようです。なんでも、死者が現世に戻ってくると言い伝えられているのだとか。で、魔除けのために仮装をしていたのに、米国では万聖節前夜(=ハロウィン)が単なるお祭り騒ぎになっちゃったということらしい。

 日本ではさらに変節し、仮装とお菓子の配布だけが取り入れられたみたいですが…… 根付かないだろうなぁ。良かったことといえば、幼稚園児がハロウィンの仮装をしたという報道写真で、おんぷっちドッカ〜ン仕様のかわいい娘さんが見られたことですが。

 追記
 Jお姉さま(凍土研究家)から、ハロウィンのそもそもの起源はケルトの土着信仰であるとの指摘がありました。そこまで書かなくてもいいや〜と端折った事柄でありましたが、せっかくお便りをいただいたことでもありますから書き添えておきます。