前置きが長くなりました。以上の問題意識に立って起草したのが、以下の私案です。

 新規にキーワードを作成するに当たっては、当該語句の有用性について考慮することが望まれます。ここでいう《有用性》とは、同種の話題について言及しているダイアリーを連結させる、ないし、趣味性向の近しいユーザー同士の連繋を生じせしめる役割を果たすかどうか――を意味します。
 例えば、一部の国名(日本/アメリカ)や日本人の姓(佐藤/鈴木/高橋)のような固有名詞は、あまりに頻繁に登場するため《有用性》は弱いものとなっています。このような場合については、他の語句への誘導役をするインデックスとして整備するとか、百科事典並みに解説を充実させるといった作業をしたうえでの登録が期待されます。
 固有名詞ではないもの(特に動詞や形容詞など)については、《有用性》が疑われる傾向が強くなります。登録はされたもののモデレーション値が引き下げられ、結果として活用されない場合が多いことには留意しておいてください。
 対して、特定の事物を限定的に指し示す語句であれば、品詞に関係なく《有用性》が期待されます。話題になったセリフ「オンドゥルルラギッタンディスカー」や、魔法少女の呪文「ピリカピリララ」、ある程度の字数を備えた特殊な口癖「はにゃ〜ん」などが、これに該当します。