大学院はてな :: 2本同時掲載

 25日発売の『労働法律旬報』〔旬報社〕1680号(2008年9月下旬号)に,船員労働委員会の廃止についてという文章を書きました。このたび〈海の労働委員会〉が廃止されて〈陸の労働委員会〉に統合されることになりましたので,船員労働委員会の“お弔い”を行ったものです。労使関係法についての関心から始めた作業だったのですが,海上労働論とか船員法とか,従前気に留めていなかった領域に分け入っていくことになりまして面白かったのです。
 また,27日発売の『法律時報』〔日本評論社〕1001号(2008年10月号)には,大林ファシリティーズ事件(最高裁第二小法廷判決 平成19年10月19日 労働判例946号31頁)の評釈「マンション住み込み管理員の労働時間と賃金」が掲載される予定です。結論としては〈支持〉の立場なのですが,かなり消極的な賛成です。
 この2つの締切,たまたまですが重なってしまい,えらいことになってました。ここ数か月ほどブログの更新が滞っていたのは,こういった事情でして……。