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佐藤達夫=木俣元一 『図説 大聖堂物語』

ここしばらくは,就寝前の時間を『図説 大聖堂物語――ゴシックの建築と美術』(ISBN:4309726429)を眺めて過ごしていた。佐藤達夫*1=木俣元一*2の共著。 1140年頃にパリを中心とする〈イール・ド・フランス〉地域で起こった芸術様式――後のルネサンス期の人々…

美術手帖 「マンガは芸術(アート)か?」

『美術手帖』2006年2月号(ISBN:B000E5KJXO)の特集「マンガは芸術(アート)か?――進化するマンガ表現のゆくえ」を開く。 楠見清*1による巻頭言(の題名)から,早くも困惑させられる。 「manga into art マンガがアートになる日」 ひとまず,特集の題名に…

芸術新潮「パリ――中世の美と出会う五日間」

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『芸術新潮』2006年3月号(ISBN:B000EJ9JCW)の大特集「パリ――中世の美と出会う五日間」を楽しむ。 取材対象の選定が,実に渋い。パリを題材に取っておきながら,登場するのはロマネスク(11〜12世紀)とゴシック(12世紀中頃〜15世紀)。それでいながら,編…

クールベ美術館展

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大学からの帰り途,大丸札幌店での「クールベ美術館」を観てきた。 ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)は,19世紀の中頃にフランスで活躍した画家。世界で最初に「個展」を開いた人物だということは,パリのオルセー美術館に収められている大作『画家のア…

ヴィクトル・ユゴーとロマン派展

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道立近代美術館の特別展『ヴィクトル・ユゴーとロマン派展』へ。 う〜ん、文豪を主に据えた美術展は無理があるなぁ。ユゴーに関しては、作家という側面を強調すると自筆原稿や書簡の展示にならざるを得ない。それは理解できるのだけれど…… どうも、迫力に乏…