2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧
研究会にて,菅原学園事件*1の検討。 被告Yは専門学校を運営する学校法人。原告Xは,Yの従業員であった者。Xは1995年に採用されて教諭を命じられ,1998年からは就職部企業情報課課長補佐であった。2001年2月24日,YはXが企業訪問を実際に行っていたか疑わし…
塩野七生(しおの・ななみ)『ローマ人の物語――危機と克服[下]』(ISBN:410118173X)を読む。 「学者には史料を信ずる傾向が強いが,作家は,史料があってもそれらを頭からは信じない,としてよいかと思う。」 142頁 その通り。但し,学者は「そもそも信用…
元々は http://d.hatena.ne.jp/hajic/20060406/p1 に宛てて書いたコメント。 ギャルゲーを中期的に支配するパラダイム(paradigm)すなわち「規範となるフォーマット」は,およそ4年単位で動いているのではないか――という仮説を経験則から導いてみました。 …
昨日,東野圭吾(ひがしの・けいご)『容疑者Xの献身』(ISBN:4163238603)を題材にした読書会が開催されたので参加してみた。 この作品を文学研究科の人たちが,どのように捉えているのかに興味があって出かけていったわけなのですが,論点は「『容疑者X〜…
高殿円(たかどの・まどか)『カーリー 〜黄金の尖塔の国とあひると小公女〜』(ISBN:4757726619)読了。まいじゃー推進委員会(id:tonbo)のご推薦です*1。 時は1939年の夏,ところは英国支配下の北インドにある藩王国パンダリーコット。シャーロット(表紙…